みなさん、こんにちは。
pegogoです。
今日も子宮筋腫のお話です。
尿管の悪夢から解放されたぺご。
未だ気分は悪いものの、大分楽になってきました。
相変わらず、ベッドは固くて体が痛い。。
手術後は、荒川先生と麻酔科の先生がほぼ毎日、様子を見に来てくれました。
術後の経過は良いそうで、このままだと予定通りの日程で退院できる、との事。
予定通りってことは、後4日かぁ。
早くお家に帰りたいなー。
体が楽になると、当然のことながら、超暇である事に気が付きました。
ど暇です。
持ってきた文庫本も、全部読んじゃった。
やることもないので、点滴をつけたまま、院内をぶらぶらと徘徊。
院内探索に飽きると、コンビニで新聞を買って、屋上で日向ぼっこ。
病室にいるより、よっぽどましだ。
お昼の時間になったので、病室に帰ると、私の横の方がいなくなっていました。
退院されたのですね。
そういえば、午前中、がさがさしてたな。
退院された方のベッドが空いたので、師長さんが、ぺごのベッドを窓際に移してくれました。
わーい、光がさして気持ちいい!
そして窓際の方が広い!
ようやく、食事は、固形物から、半固形物になりました。
このあたりから、食欲が戻り、パクパク食べていたような気がします。
お昼を食べている時、いきなり、ペゴの病室のカーテンがシャー!っと開きました。
カーテンの向こう側には、お婆ちゃん。
「今日から入院する事になった、○○です。宜しくね」
と挨拶してきました。
び、びっくりすたー!
い、いつから居たんだ!?お婆ちゃん!
「こちらこそ、宜しくお願いします」
と、返します。
そういえば、同じ病室でちゃんと挨拶してくれた人はこのお婆ちゃんだけだったな。
いつも静まり返っていたぺごの病室が、お婆ちゃんの出現でちょっと騒々しくなりました。
実はこのお婆ちゃん、いつもボソボソと何かに向かって喋っていました。
そして、お婆ちゃんは、主治医・看護師さん・麻酔科の先生・薬剤師さんなど、来た人全てに同じ話を延々繰り返していました。
婆ちゃんの話は大体こんな感じ。
声がでかいから、丸聞こえ。
- 自分には2人の子供がいる。
- 長男は松下(パナソニックでしょう)に勤めていて、海外にしょっちゅう行っている
- 次男は小さな会社で経理をやっている
- 次男と一緒に住んでいる
- 手術には立ち会ってくれる人はいない
特に、長男の話をよくされていました。
松下が松下が、としきりに言っていました。
婆ちゃん、嬉しいんだね、長男が大手で働いていて。
そして、若干次男の事を馬鹿にしているような口ぶり。
あんな、小さな会社に入って、有給も取れなくて、給料も安くて・・・。
婆ちゃん、そう言うなよ。
一緒に住んでくれてるんだよ、優しい次男じゃないか。
婆ちゃん、ひとしきり喋った後は、ご就寝。
婆ちゃんのいびきがうるさく、昼間から眠剤をもらう訳にもいかず、昼食後また屋上へ。
コンビニで新たに、文庫本を購入し、ひたすら読書。
夕食の時間になり、病室に帰ると、さっそく婆ちゃんが話しかけてきました。
「長男がねぇ~・・・」
婆ちゃん、その話、知っている。
もう何回も聞いたよ。
この病室の人、皆知っている。
うぅぅ、疲れる―。。。
「ちょっと気分が悪いので、横になります」といって、カーテンをそっと閉めました。
夜は、ご婦人達のオーケストラに、新メンバー(婆ちゃん)が加わって、ハーモニーを奏でられておりました。
いつも通り、眠剤をもらい、ご就寝。
ひたすら寝るのみ。
後4日の我慢だ!
早く帰りたーい!