みなさん、こんにちは。
pegogoです。
今日は、子宮筋腫の手術後、1日目のお話です。
無事手術は成功し、3本の管と足ポンプ(シュコシュコ)をつけられたままの私。
術後1日目の朝食は、固形物を一切使っていない、奇妙な食べ物が並んでいました。
全部、汁物?
ま、この最悪な気分で食欲なんてないし、別にどうでもいいや。
朝食には一切手をつけず、ベッドに横たわっているだけ。
ひたすら、時間が経つのを待っていました。
10時くらいかな、荒川先生が傷の調子を見に来てくれました。
どうやら、順調な様子。
その後、麻酔科の先生もなぜか登場。
背中の管には、痛み止めのお薬が入っています。
まだ、この管は外せないみたい。
ようやく、お昼に足ポンプが外されます。
あー、すっきりしたー。
蒸れて気持ち悪かったんだよね。
尿管との戦い
入院中で一番辛かったことと言えば、恐らく尿管でしょう。
もうね、なんなの、これ。
言葉では言い表せないこの不快感。
とりあえず、抜いてくれ。
定期的に様子を見に来てくれる看護師さんにひたすら、「尿管を抜いてください!」と頼み込みました。
しかし、みなさん同じ言葉の繰り返し。
「明日、外しますよ」
明日!?
1秒たりともつけていたくない。
なんでもするから、取ってくれ。
看護師さん達は、全く聞く耳持たず。
私はあまり感情を表に出すことはないのですが、その時はさすがに、涙がつつつーっと流れました。
こんなものをつけられている自分が情けなくて、しかも、この尿管を明日までつけていないといけないという絶望感。
そんな時、看護師さんがちょうど、点滴の様子を見に来てくれて、私の涙をみて、一言。
「私で聞けることだったら、話してください。どうされました?」
天使や!
天使が舞い降りた!
私は「尿管が死ぬほどいやだ。すぐに取ってほしい」
と、涙ながらに訴えました。
すると、看護師さんは、
「自分でトイレに行くことが出来ないので、外せません」と言い、
「じゃあ、自分でトイレに行けたら外してもらえますか?」
と聞いたところ、
「いいですよ」とのこと。
よしきたー!
いぐ!
自分でトイレいぐから、外してくれ!
看護師さんから、尿管を取るために私に課せられたミッションは、
トイレに行って、病室のベッドまで帰って来ること。
そんなの朝飯前じゃー!
早速、靴をはき、トイレへ。
トイレのドアにタッチし、その後病室へ。
点滴やら麻酔の管、尿管の管、たくさん管があって、絡まないように注意しながら点滴棒に捕りながら、サクサクとトイレと病室を往復。
切ったお腹は鈍い痛みがしましたが、全く気にならず。
ミッション終了。
それを見た看護師さんは、
「わかりました。じゃあ、外しますね」と言って、
えいっと私の尿管を外してくれました。
いで!
もっと丁寧にやってほしかったな。
デリケートなところやからな。
こうして、尿管さんとお別れ。
少し吐き気はあるものの、手術日当日よりは幾分気分も楽になり、ちょっと食欲が出て来ました。
でも、昼食も夕食も、謎の汁物が並んでいました。
食べる気にならない。
ずっと寝ていると体が痛い・・・。
ベッドも硬いし・・・
うぅ、家に帰りたいよー
そうこうしているうちに、夜の10時。
消灯です。
部屋の電気が消えた後、また、ご婦人達による、オーケストラ(イビキ)が始まりました。
早速ナースコールをし、眠剤ください、と訴える。
この大音量では寝たくても寝れません、と看護師さんに言うと、「大部屋ですからねー」っと苦笑い。
眠剤を飲んですぐに、眠りにつけたのですが、深夜3時くらいに、急激な吐き気に襲われ、目が冷めました。
うぅ、気持ち悪い・・・。
吐きそう。。。
急いで、ナースコールで、気分が悪い、吐きそうだと伝えました。
すぐに看護師さんがやって来て、
洗面器を私の口の前に出し、とっても事務的に背中をさすってくれました。
きっとこの人、今全く違うこと考えてるんだろうな。
なんだか、急激に気分が冷めて、吐き気も治りました。
こうして、なんとか術後1日目が終わりました。
入院生活で苦しかったのは、手術日と術後1日目です。
この二日間を越えると、だいぶ楽になりました。
次回は退院までの日々を綴ります。