やってきました、ドキドキの凍結確認の日です。
平日夜の診察予約。
いつも通り定時ダッシュ!
この日は流石に仕事が手につかなかった。
なんとなく、今回の採卵は卵の質(グレード)が悪いような気がする。。。
なんでだろう?
数が多いと質が悪いって勝手に思い込んでるのかな。。。
そんな気持ちの中、クリニックへ。
この日はすごい。
待合室は数人だけ。
受付をして、コートを置き、クリニックに置いてある白湯を飲もうと思ったその時、お呼び出し。
え?
もう?
すっげー早い!
白湯を一気飲みして、内診ルームへ。
内診は今日も院長先生。
ラッキー。
内診中、ちょっと卵巣腫れてますね、と声をかけてくれました。
その後早速診察。
先生:ペゴさん。採卵後の体調どうですか?痛みとかあります?
ぺご:今回は流石にお腹痛かったです。
先生:卵、沢山採れましたからね。
今日も少し卵巣が腫れてましたが、暫くすると落ち着くでしょう。
薬を使う必要もないですよ。
先生の言い方って優しいなぁ。
イケメンだし。
そんなことより、凍結結果!!
採卵数:15個
正常卵数:15個
受精数:14個(全部ふりかけ法)
胚盤胞:5個
ご!5個!
グレード
4BB
4AC
4BC×2個
3BC
び、微妙やなぁ、またこれ。
今回はAはほぼなく、Cの文字が沢山出ある。
前回と比べると、確実にグレードが下がってる・・・。
ぺごがしょぼーん、としていると、先生は話を続けます。
先生:ペゴさん、これで7個の胚盤胞と1個の初期胚が凍結できました。
確実な事は言えませんが、僕は1人は固いと思っています。
そして2人目も十分、望みはあります。
採卵はもう必要なく、次は移植に進むのが良いと思います。
ぺご:でも、あんまりグレードよくないですね。このBCの卵って凍結する必要あるのですか?
先生:確かに今回はCがつくグレードの卵が沢山あります。
でもCが入っている卵でも、十分妊娠する可能性はあります。
AAの卵で妊娠せず、BCの卵で妊娠する例は沢山あります。
それと、うちのクリニックの基準はちょっと厳しめなので、Cが多かったかもしれません。
ただ、流産は一定の確率であります。
これは、グレードに関係なく、ペゴさんの年齢では3割は発生すると思っていてください。
そういって先生は、卵の画像の下に妊娠率を数字で書いてくれました。
4BB:55%
4AC:55%
4BC:45%
3BC:45%
またこれ、微妙な数字~。
確かに7個の胚盤胞で全部戻したら1回くらいは出産出来そうだけど・・・。
ぺご:解りました。じゃぁ、移植します。
先生:はい、では今月移植は無理なので、来月になります。
大体このあたりに移植です。
カレンダーの日付を指さす先生。
あー、いよいよ移植かぁ。
今日は待っている人も少ないし、せっかくの機会なので、いろんな質問を先生にする事に。
(待っている皆、ごめんよぉ!)
ぺご:先生、移植ってホルモン周期と自然周期とあると聞きましたが、私はどちらになるのでしょうか?
先生:ホルモン周期です。
ぺご:何故ですか?
先生:色々理由はありますが、ホルモン周期の方が移植日を特定しやすいのと、このクリニックではホルモン周期の方が7~10%妊娠率が高いからです。
ぺご:そうなんですか?私はてっきり自然周期の方が妊娠率が高いのかと思っていました。
先生:人にもよります。
ただ、1回目ホルモン周期で駄目な場合は、2回目自然周期になります。
もうこの周期の事は面倒なのでプロに任せる事に。
ぺご:移植の前に検査とかしておいた方がいいことありますか?着床の窓とか、内膜炎とか。。
先生:私はおススメしません。
ぺご:何故でしょうか?
先生:もし、ペゴさんが高齢で卵が全く取れなくて、やっと採れた1つの卵を移植するのであれば、検査をしてもいいと思います。
1回の移植に対して、万全の準備をするからです。
でも、今回はそういうわけでもないですし、何よりデメリットの方が多いです。
ぺご:デメリットとは?
先生:まず、費用が高額という事。後は検査の時に少なからず痛みを伴います。
特にペゴさんは痛みに弱い方ですので。
ええ、そうです。
カルテに内診苦手、と書かれるし、採卵の時は麻酔後に器具を入れろとか色々注文多いし。
ぺご:デメリットは費用と体の負担だけでしょうか?
先生:それも有りますが、必要性の問題でしょうか
ぺご:という事は、子宮の問題よりも、卵の問題の方がはるかに大きいという事ですね?
先生:そういう事です。妊娠しないのはほぼ、卵の問題です。
ぺご:解りました。
ぺご:先生、次の移植は2個戻しですか?
先生:いえ、2個戻しはしません。1個だけです。
ぺご:へ?
先生:ぺごさんは、子宮筋腫の手術をしているので、2個戻しは危険です。
多胎の可能性を増やしてしまいますからね。
ぺご:ほ?
先生:一番グレードの良い卵から戻していきます。
ぺご:え?では何故、初期胚なんて凍結しちゃったんですか?
言っちゃったー、言っちゃった。
こんな言い方、良くないよね。
ずっとこだわってた初期胚凍結。
これもお金かかるんだよ?
なんで初期胚なんて凍結したんだよ!
使わないのに!
ここでむっとしないで、きちんと答えてくれるこの院長先生は偉い。
先生:初期胚は大切です。胚盤胞では妊娠できず、初期胚のほうが妊娠しやすい人も一定数います。
ぺご:それは知っていますけど。でもそれは高齢の方の場合でしょう?
先生:ペゴさん、私は色んな可能性を持っていたいんです。
ぺご:解りました。。。
チーン。
これで2回目の採卵(不妊治療全体では3回目)が終わりました。
次は移植。
恐いなぁ。
流産怖い。
そして、とどめのお会計!
どーん!
お会計💰
胚培養(受精卵~胚盤胞):60,000
一般体外受精:50,000
胚凍結(5個):80,000
SEET法培養液:10,000
診察・採血:4,300
合計:204,300円
吐血するわ、この金額。
お休み期間は1ヶ月。
思いの外胚盤胞が沢山出来上がってしまって、神戸ARTに行くかどうかまた迷ってきました。
なんか、7個も胚盤胞作っちゃって、先生もなんだか1回の移植で終ると思うなよ、っぽい事言ってるし。。
胚盤胞、1個か2個くらいしか出来ないと思ってたのに。。。
ううう。
2回くらいしてみようかな、移植。
3回目の体外受精の費用 Hクリニック
Long法・一般授精
診察・薬:54,970
注射:64,680
採卵~凍結:370,000
交通費:0
合計:489,650円